発達障害で恋愛を諦めようと考えている男性は多いと聞きます。
発達障害者じゃ一生彼女なんてできない…
俺なんて永久にクリぼっち…
そんな風に悩み続けるなんてつらくて苦しいですよね。
確かに、発達障害を持つ人はコミュニケーションが苦手で、なかなか恋愛が上手くいかない人も多いかもしれません。
ですが本当に発達障害者は恋愛を諦めなければならないのでしょうか?
答えはNoです。
なぜならADHD当事者である筆者の私を含め、当事者会などの知り合いにも恋人がいる人や、既婚者の方が多くいるからです。
しかも、ADHDやASDといった障害種別を問わずにです。
この記事では、恋愛を諦めかけている発達障害者のために、恋愛を諦めなくていい理由や即実践できる彼女の作り方を解説します。
発達障害者が恋愛を諦める必要はなし!その理由は?
この章では、発達障害を持つ人が恋愛を諦める必要がないことと、その理由について解説します。
過去の失敗が原因で恋愛に挑戦することが怖くなっているだけだから
発達障害者の中には、「コミュ障で相手に変に思われてしまった」「緊張してしまい気味悪がられてしまった」など、異性関係で思い出したくない経験がある方もいることでしょう。
人によってはトラウマレベルでつらい経験として記憶に刻まれている人もいるかもしれません。
そして新たに恋愛することが怖くなり、身動きが取れなくなってしまう…。
これは過去の失敗が原因で自己評価の低下が起き、将来の恋愛に対する自信を損なってしまっているケースです。
恋愛での失敗は、実は誰にでも起こりうることです。特に発達障害者の場合、過去の失敗が心に大きな影を落とすことがあります。
これらの経験は新しい関係を築くための大切な教訓になることも。失敗は、恋愛において成長するチャンスでもあるのです。
どんなタイプが自分に合うのか理解していないだけだから
異性と付き合ったことがない人あるあるではないでしょうか。自分に合うタイプをまだ把握しておらず、合わないタイプに憧れ続けてしまうケースです。
そんなことはないと思うけど…
好みじゃない女性で妥協しろってこと?
そのように思う人もいるかもしれません。
ですが、恋愛に慣れない発達障害者にとって、自分に合うパートナーを見つけることは、特に難しいことだったりします。
しかし、自分が何を望んでいるか、どんな関係を求めているかを理解することで、相性の良いパートナーを見つけることができます。
たとえば、冒険好きで活動的な人が好みだと思っているけれど、実際には、特性上、落ち着いた環境で穏やかな時間を過ごすことが向いている場合、活動的な人との関係はうまくいかないかもしれません。
このように、始めから自分の向き不向きをよく理解していれば、上手くいく可能性がグンと上がります。
つまり、自分自身の内面を深く理解することが、自分に合う相手を見つけるための重要なステップとなるのです。
自己理解が深まることで、自分に本当に合う人を見つけやすくなり、恋愛における不安や迷いを減らすことができるようになります。
恋愛できるかできないかは本人次第だから
最終的に、恋愛ができるかどうかは本人の個性や意志や努力に大きく依存します。 健常者の中にも、恋愛する人としない人、結婚する人としない人がいます。発達障害者でも同様です。
本人次第だというなら、
自分みたいなダメ人間なんてますます恋愛できない…
と考えてしまう人もいるかもしれません。
ですがダメ人間がなぜかモテているケースを見た事はありませんか?
借金がある人、ギャンブル依存の人、酷い場合はモラハラ男や暴力男と付き合ってしまう女性も多くいるのはご存じでしょう。
彼らはなぜ恋愛することができるのでしょうか。
借金があったりギャンブル依存でも彼女ができている人がいるのは、恋愛において重要なのは「完璧さ」ではなく、相手との相性やお互いの努力だからです。
中にはモラハラ男性や暴力を振るう男性と付き合う女性までいるのは事実です。これは様々な個性が恋愛において重要な役割を果たすことを示しています。
お互いの個性の組み合わせや、恋愛のためにどれだけ努力をするかが、恋愛を成就させるカギとなるのです。
恋愛を諦めた発達障害者が即実践できる彼女の作り方
この章では、恋愛を諦めた発達障害者が即実践できる彼女の作り方を大きく3つに分けて解説します。
- 過去の失敗の振り返りを行う
- 改善策を立てる
- 行動に移す
過去の失敗の振り返りを行う
恋愛を諦めた発達障害者がまず行うべきことは、過去の恋愛における失敗を振り返ることです。何がうまくいかなかったのか、どのような点で問題があったのかを理解することが重要です。
あまりにつらいなら無理する必要はありませんが、実践してみれば意外と過去の苦い思い出に対して気持ちの整理がつくものです。
そんなことをしたところで、
また同じ失敗を繰り返すかもしれない…
このように感じる人もいるかもしれませんが、過去の失敗は貴重な学びの源です。
まずは、過去の恋愛でうまくいかなかった点や、トラブルが生じた原因を冷静に振り返りましょう。自分自身の行動や反応を理解することで、次回の恋愛で同じミスを避けることができます。
改善策を立てる
改善策を立てることは、恋愛成功への大きな一歩です。
人によって改善策は様々ですが、ここでは代表的な例を挙げます。
身だしなみを改善する
身だしなみは第一印象に大きく影響します。
身だしなみは第一印象を決める重要な要素です。清潔感のある服装、整ったヘアスタイルは、自信を持って他者と関わるための基盤を作ります。あなた自身を大切にする姿勢が、良い印象を与えることにつながります。
コミュニケーションを工夫する
発達障害者はコミュニケーションに課題を持つことが多いですが、工夫を行うことである程度は克服することができます。
例えば、感情を表現する方法を学ぶ、聞き手としてのスキルを向上させる、短い会話でも良いので毎日の練習を積むことなどが有効です。
1人では練習できない、手伝ってくれる相手がいないという人は、近所の支援機関で協力してくれる支援者がいないか探してみましょう。
行動に移す
過去を振り返り、改善策を立て、改善に向けた行動が取れたら、実際の行動に移します。
マッチングアプリを使ってみる
マッチングアプリは新しい出会いの場としてとても有効です。
現在では、障害者に理解のある人たちのコミュニティがあるマッチングアプリや、障害者と障害者に理解のある人専用のマッチングアプリもあります。
これらを気軽に利用して、さまざまな人との出会いを通すことで、自分に合う人を見つけ出すことが可能になります。
婚活・恋活パーティに参加してみる
直接的な出会いの場として、婚活や恋活パーティへの参加も有効です。
対面での交流は、オンラインでは得られないリアルな人間関係を築く機会を提供してくれます。
マッチングアプリと同様、現在では障害者用の婚活・恋活パーティも存在しています。
婚活・恋活パーティに参加してみて、自分を表現する機会を増やし、さまざまな異性との交流を行いましょう。
恋愛を諦めた発達障害者が希望を持って彼女を作るために
この章では、恋愛を諦めた発達障害者が希望を持って彼女を作るために意識すべき3つのポイントを解説します。
過去にとらわれ過ぎないようにしましょう
発達障害者が恋愛において前向きな姿勢を持つためには、過去の失敗に囚われず、新しい機会に目を向けることが重要です。
過去の経験は学びの源となりますが、それにとらわれすぎて現在や未来のチャンスを見逃してしまっては意味がありません。
自分を許し、新たな出会いや関係に向けて心を開くことが、成功への第一歩となります。
色んな人と接してみましょう
新しい関係を築くためには、さまざまな人との交流が不可欠です。
当事者会や友人の集まりなど、同じ悩みを持つ仲間や、異なる背景を持つ人々との接点を持つことで、コミュニケーションスキルを磨き、異性との関係を築くための理解を深めることができます。
多様な人々との交流は、自分に合った人を見つけるチャンスをもたらします。
問題の全体化に気を付けましょう
発達障害者はしばしば、一つの問題を全体的な失敗と捉えがちです。
例えば、「フラれてしまった」→「発達障害者は一生恋愛できないから諦める」といった風にです。
ですが、恋愛における一つの失敗や誤解は、人生全体の失敗を意味するわけではありません。一つの出来事に焦点を当てる代わりに、広い視野を持ち、日々多くの小さな成功や進歩に注目することが大切です。
自己肯定感を高めていけば、恋愛に対しても新たな希望を持つことができるようになっていきます。
まとめ
発達障害者が恋愛を諦めなくていい理由や、即実践できる彼女を作る方法、希望を持って彼女を作るために意識すべきポイントについてまとめました。
・過去の失敗を過度に気にする必要はない
・自分に合うタイプを理解することが大事
・恋愛できるかどうかに障害は関係なく、最終的には本人次第
・過去の失敗の棚卸しを行う
・身だしなみの改善やコミュニケーションの工夫を行う
・マッチングアプリを利用したり、婚活・恋活パーティなどに参加してみる
・過去に囚われないようにする
・色んな人と接してみる
・問題の全体化には気を付ける
恋愛に絶対の正解はありません。最終的には本人次第であることを意識して、楽しく新たな恋愛を始めてみましょう。